その10倍ぐらい汚いものを見てないと……。
山下 おぉ!
タモリ きたないものを知らないきれいさは不完全。
きれいなだけで、
美しくはないということなんですよね。
端的にいうと、そういうことじゃないですか?
山下 芸術論だ!
| — | ほぼ日刊イトイ新聞 - はじめてのJAZZ。 (via eternityscape) |
| — | ほぼ日刊イトイ新聞 - はじめてのJAZZ。 (via eternityscape) |
──アップル本社には頭のいい人が多かったということだが、どういう頭のよさなのか。
天才プログラマー以外で圧倒的に存在感があるのは、社内政治に長けたタイプ。頭の回転速くて口が上手く、交渉能力が極めて高い。僕は日本ではほとんど議論に負けたことがないのに、アップルではかなわない連中がごろごろいて驚いた。
──どんな議論?
普通の建設的な議論にも長けているが、一番うまいのは、責任のなすりつけ合いや手柄の取り合い。いかに相手の裏をかくか。どうやって自分の手柄というストーリーにするか。相手をねじ伏せてそのグループの仕事を取っちゃうとか。そういう政治的な議論。
僕は「猛禽類」と呼んでいるが、彼らは力も強いし飛ぶのも速い。アイビーリーグの大学院を抜群の成績で出てきて、出世に敏感。必要とあれば昨日の「友」もばっさり切って違う人と組む。
表面は皆ナイスなので最初はそれがよくわからず、人類みな兄弟というアプローチでいたら、手柄は取られ放題、責任もなすりつけられ放題。社内政治は日本でもあったがアップルに比べたら子供の遊び。周囲の人々をみな自分の出世の道具に使うまでに洗練されている人たちに会ったのは初めてだった。
人間の種類が違うから気をつけなくちゃ、ということには数カ月で気づいたが、対抗策となるとヒントを掴むだけでも1年半〜2年かかった。自分なりの立場を築けたと感じるまでにはさらに2年かかった。
──同じ社内でそんな足の引っ張り合いをするのは非生産的では。
たぶん企業としてゴールがしっかりしているからぶれないのだと思う。アップルはコンシューマープロダクツに特化して、企業向けの製品はやらないというはっきりした方針があり、製品数も大幅に絞り込んでいた。行先がわかっているから、蹴落とし合いをしながらもあらぬ方向へ迷い込まずにすむ。
──なぜ仲良く目標達成を目指してはいけないのか。
仲良しクラブって居心地はいいが競争がない。ぬるま湯だ。全員がドンマイ、ドンマイなんて言い合っていたら、失敗にもシビアに向き合わなくなる。
何のために会社で働くのか、という意識が全然違う。アップルが悪人ぞろいというわけではなくて、会社を離れたらいい友達になれた人もいる。でもアップルという箱のなかにいる以上は戦わざるを得ない。共食い一歩手前の戦いだ。やり過ぎたら会社はダメになるが、アメリカで業績のいい会社は業種を問わず、ずっとそのようにやってきたのだと思う。
http://www.greatwhitechopstick.com/ja/2012/10/28/the-colourful-spiral-photography-by-lincoln-harrison/
| — | 山本弘のSF秘密基地BLOG - 第22回日本トンデモ本大賞決定! (via kasei-san) |